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恐怖の館―殺人鬼フレデリック・ウェストの生涯 価格: 3,360円 レビュー評価:2.0 レビュー数:1 妻ローズマリーに売春させ,それを覗いたりするのが趣味だったフレデリック・ウェスト。彼は,妻とともに少なくとも12人(その中には2人の実の娘も入っていた)を強姦・拷問した上で殺し,自宅庭や地下などに埋めていた。死体はどれも,逃亡を防ぐためか膝蓋骨が取り去られ,手足の多くの骨が切り取られていた(生前に切断されたものも少なくないと考えられる)。
恐ろしい事件の詳細が記された本なのだが,どうも読みにくい。文章が冗長で,「ほのめかした」「人生の最後に・・・」など持って回った表現が余りに多すぎるから。多分,原文を忠実に翻訳した結果なのだろうが,もう少し「分かりやすさ」を優先した翻訳ができ |
メデュウサ (ハロウィン少女コミック館 山岸凉子恐怖選 2) 価格: 407円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 コメディ仕立ての「恐怖の甘い物一家」こそ山岸キョーフものの白眉だと私は言いたい。なぜか。
著者自身を思わせるR子ちゃんは実は甘いものが苦手であるにも拘らず、一切それに気づかない。家庭という閉じた社会の中で、甘いもの=美味である、という絶対が支配している。家族は勿論、R子もそれを信じて疑わない。自分はおいしいとは思えないが、彼女以外は美味だというので、努めてそう思い込もうとしている。
こんな苦痛があるだろうか。
漫画家として独立し、他者に指摘されて自分の家族が異常に甘いモノ好きであることがわかり、また、自炊するようになって初めてR子は、食べ物はおいしい、と知 |
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